お知らせ

【バドミントン部】【ダンス・チア部】大会報告♪♪♪

2022_03_26

 

いよいよ春シーズンが始まります!!今日は16日、17日で行われたバドミントン部の関東大会予選と、17日に行われたダンス・チア部のスモールクラス全国大会の結果報告をさせていただきます。ともに部顧問が特派員として写真撮影、記事の執筆にあたってくれましたので、顧問目線のより詳細な情報をお伝えできるかと思います。それではますはバドミントン部からご覧ください。

4月16日(土)17日(日)に小瀬スポーツ公園体育館で関東大会の県予選がありました。
4校の出場枠がありますが、この大会は決め方が少し特徴的です。まずは1日目に行う1次トーナメントで1位2位になったチーム、2日目に行う2次トーナメントで1位2位になったチームの計4校に出場権が与えられます。団体戦なので第1ダブルス→第1シングルス→第2ダブルスと戦い、2つ取った方が勝ちとなります。
昨年度男子がこの大会で関東大会出場を決めていますので、「今年も!」という気持ちで、女子も「今年こそは!」という気持ちで試合に臨みました。

【1日目】男子は初戦を韮崎高校と戦い、2-0で快勝しました。続く甲府商業戦は第1ダブルスの大西・白井ペアが1ゲーム目を28対26まで粘り、(バドミントンは21点マッチですが、20対20になった時は2点リードするかどちらかが30点目を取るまで続きます。)良い試合をしましたが残念ながら敗退となりました。
女子は初戦を都留高校と戦いました。第1シングルスの田辺が(17ー21)(21-19)(22ー20)とファイナルセットまでもつれる試合を勝ち切りましたが、団体戦としては敗退してしまいました。

【2日目】男子は初戦を東海大甲府高校と戦い2-0で快勝。続く甲府昭和高校との試合は第1ダブルスの大西・湯淺ペアがファイナルセットを取り勝利、第1シングルスは負け、第2シングルスの白井・柴山ペアもファイナルセットまで粘りましたが残念ながら敗退となってしまいました。女子は初戦を韮崎高校と戦い2-0で勝利。続けて甲府商業と戦い、こちらは2-0で敗退となってしまいました。

~菅原先生~ 男女とも目標としていた関東大会出場には届かなかったこの悔しさを忘れず、良かった点は更に伸ばし、弱い部分を強化すべく、県総体、インターハイ予選に向けて再度気持ちを引き締めて練習に臨んでいきたいと思っています。

~長島先生~ 男子は昨年上級生とともに関東大会へ出場した人もいたため、自分たちの学年でも関東出場という強い気持ちがプレーに出ていました。女子は自分の好不調に大きく影響を受けずに最大限の粘りを見せられた大会だったと思います。男女共に関東大会出場とはならず悔しい思いを抱いていますが、団体戦を共に戦い応援し合って一つになったメンバー含め、出場する全員で次の大会でも健闘を見せてほしいと思います。

2022_03_26

 

次はダンス・チア部です。 4月17日(日)両国国技館で行われた、HIGH SCHOOL DANCE COMPETITION FINAL 2022 (通称ハイダン)に本校ダンス・チア部の2年生からの選抜チーム『Elpis』が出場しました。メンバーは古川 苺莉、野口 はな、渡邊 綴、佐々木 友愛、足立 初乃音の5名です。
このハイダンは『DANCE ALIVE HEROS』という、KIDS、大学生そして各ジャンルのシーズンチャンピオンを決める日本最大規模のダンスイベントの1つのカテゴリーとして行われています。両国国技館のセンターステージに立つことはダンサーにとっての憧れであり、神聖な場所とされています。高校生部門であるハイダンは2~9名までのSMALL部門と10~40名までのLARGE部門に分かれ日本一を決めます。
当日の様子を小泉先生にレポートしてもらいました。

当日の朝、駅の改札を抜け、両国国技館が視界に入った時に「この場所にまた来れた」という想いになりました。
本校は2019年に1度FINALに進出し、2位になった経験があります。それ以来2度目の両国です。この17年の歴史を持つ『DANCE ALIVE HEROS』はダンサーの憧れであり、特にセンターステージは特別なものがあります。本校にもそのステージに立つことを夢みて惜しくも敗れていった部員たちがいます。そんな特別なコンテストに今回の『Elpis』は昨年8月に行われた東日本予選で優勝し、FINALの出場権を得ることができました。
他の出場校には、ダンス部の小編成部門で最多の日本一を獲得した実績のある大阪の箕面高校や、昨年度に別のコンテストで日本一になった愛知の桜丘高校、昨年度ハイダンSMALLで優勝した宮城の仙台城南高校、バトルトーナメント東日本大会7連覇をしており、先月行われた別のコンテストで東日本チャンピオンになったばかりの東京の二松学舎大学付属高校などがおります。まさに実力も実績も強豪校揃いのコンテストになりました。この顔ぶれに2年生チームが並び、出場できるのもすごいことだと思います。
『Elpis』は朝からとてもリラックスしている様子でした。今回出場しない2年生からサプライズの応援動画が届き、電車の中で大泣きしてきたみたいですが、そういった仲間の後押しも彼女たちを勇気づけているのだと思いました。学年の中で選ばれた5名ですから、嫉妬の対象になってもおかしくはありません。顧問としてはその点は心配でしたが、『Elpis』の5人はしっかりと仲間との関係を作り、学年としてもいい雰囲気が作れているのだと嬉しくなりました。
会場に入り、控えの座席につくと目の前にセンターステージが見えました。「あそこで踊るんだ」とこれまで何か月も練習を重ねてきた『Elpis』のメンバーも感慨深い様子でした。
あまりゆっくりする間も無く、ステージ確認のために控え場所に移動します。これはリハーサルができるわけではなく、30秒間ステージに立ち客席の見え方や床の感触、自分たち配置を確認します。
このコンテストはステージが正方形で、360度にお客さんがいるというのが特徴です。今回の作品を担当した土方琉伊コーチは自身も2019年にこのステージに立っており、その経験を活かし、このステージ用に作品の構成を考えています。だからこそ、ステージをどう動くかの確認は重要になります。
このステージ確認が終わってから本番まで約3時間ありました。私はダンスのコンテストはこの時間をどう過ごすのかが一つのポイントになると考えています。過去の経験からもこの時間をうまく使えるチームは、本番にうまく力を発揮できます。またここまでいい練習を積み重ねてきたチームはこの時間の使い方が上手です。
『Elpis』はまだ若いチームです。いろいろ自分たちで考え、経験を積んで欲しいのであえて口は出さないようにしていました。彼女たちは学年をそして部を今後もリードしていく存在です。いい経験になったと思います。
いよいよハイダンFINALがスタートしました。『Elpis』は7チーム中5番目の登場です。控え場所からは他校のパフォーマンスは全く見えませんが、かえってそれが良かったように思います。控え場所では本番ギリギリまで土方コーチと曲を聴きながら最終確認を行いました。さすがにその表情からは緊張がうかがえましたが、ここまでくれば彼女たちを信じるしかありません。
私と土方コーチは客席に移動し、パフォーマンスを見守りました。パフォーマンスを見た感想は「素晴らしい」の一言です。昨年8月の予選から比べても、「ここまでできるようになったのか」と驚きました。もちろん技術面ではまだまだ伸びしろは感じます。しかし何度も見ている作品でもしっかりと引き込まれました。”自分たち”のパフォーマンスができている証拠です。『Elpis』というチーム名はギリシャ神話の希望の女神の名前からつけました。彼女たちのパフォーマンスはこれからのダンス・チア部の“希望”となるものでした。
審査結果はSMALL部門7チームが終わったところで、審査員3名の得点とその合計は会場のスクリーンに表示されるシステムです。1位~7位までがはっきりするわけですが、『Elpis』は6位でした。
もちろん結果だけみれば残念なのですが、審査員のうち1名は全体(LARGEを含む)の最高得点をつけてくださいました。一方で自身の最低得点を付けた審査員もいます。(私個人としては一番評価していただきたかった審査員の方が最高得点をつけてくださったので、結構嬉しかったです。)これが採点競技の難しさであり、面白さです。本校のスタイルは他校とは少し違い、独特な雰囲気を特徴としています。ある意味こういう結果は起こり得ると考えてもいます。
結果発表後本人たちは、最高の舞台で踊ることができた満足感と、結果に対する悔しさが混在しているようでした。ただ彼女たちはまだ2年生です。もう一度このステージを目指すことができます。もう一度両国国技館の舞台に立ち、次こそは審査員全員を唸らせるパフォーマンスを期待したいと思います。
今回のコンテストで『Elpis』の活動は一区切りの予定でしたが、思った以上にいいチームに成長してくれたので、今後も活動は継続させたいと考えています。またぜひ学校行事や公演で『Elpis』のパフォーマンスをご覧いただきたいと思います。

今回は山梨放送と、テレビ山梨の2社が大会に密着取材をしてくださいました。こういった経験も非常に貴重なものなので、感謝しています。また、たくさんの方から応援や励ましのメッセージをいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
そして今後も日大明誠ダンス・チア部を宜しくお願い致します。